十十虫は夢を見る

夢の中、彼は突然現れて・・・
必ず当たるお告げをするという。


そんな喫茶「十十虫(てんとうむし)」の常連客、高月君とウェイトレスの美和子。
二人を中心とした物語です。


二人は今日も"お告げ"を頼にやってきたお客の為に頑張ります!!!




オススメの作品です d(ο∪ο´)
本屋さんで見つけて一目惚れして買いました///

何じゃこら? っていうタイトルと、表紙にひかれました
生き物とか、和な感じ大好きなので!!!

本当に面白い作品です。

多少表紙絵と中の絵のギャップがあるため、賛否両論別れると思いますが
心にグッとくる、考えさせてくれるお話が多くて大好きです。
また、主人公と美和子との掛け合いも面白くて...





特にオススメは、

第四回  「桜、求めて。」
第八回  「夏の行方」
第一三回 「三つの鍵」

そして

第二回 「虫姫」    です。



 ●第四回 美和子の幼馴染”寅ちゃん”のお話です。

二人の関係に何だかイライラしちゃう高月君。
チキンでも頑張る高月君と勇ましい美和子

ソメイヨシノを見つけて、見つけられたときは感動しました(T^T)
  「良かったね、やっと会えたんだね」って。

二人の距離がちょっとだけ縮まったかな? という感じでした。




 ●第八回 美和子の身に大事件が!! 

それには彼女の過去が関わっていて...
心配する高月君。
苦労したんだね、まさか美和子にこんな過去があったなんて。

事件のきっかけを作ったのも、解決に導いたのも高月君の大嫌いなあの”梅雨の使者”でした。

当時の駅の事情なんかも知れて、面白かったです(^^)


 ●第一三回 高月君と蘭花さんのお話です。

蘭花さんの依頼でとある鍵の謎を解き明かす事に。
この二人、従兄とは言っていますが実は...

小さい頃の高月君と蘭花さん、とっても可愛いです(*′`*)
  今もこのくらい笑ってたら少しは可愛いのにな。

蘭花さんは、やっぱり女の子なんだなって思いました。
初恋の人を今も忘れられずにいるなんて…
キュンキュンします/// 可愛いなぁ。


 ●そして第二回 

 虫や爬虫類といった 女の子がキャーキャー言うようなものにしか興味がわかない女の子のお話です。

それ故彼女は、物語になぞらえて”虫愛ずる姫君”と呼ばれました。
そんな中にも彼女を助けてくれるヒトがいました。
 
何でも"虫愛ずる姫君”とは、日本で一番古い短編集「堤中納言物語」の中の一つのお話だそうで
絶対見たい作品になりました。
少し私と似ている気がして…共感しました。

  私は虫や昆虫が好きだけど、どうしてそんなに嫌がるの?
  彼らはこんなにも一生懸命生きているのに、こんなにも美しいのに…
  悪いこともしていないのに…





兎にも角にも今後が楽しみな作品です。
幹元ヤエ先生、これからも頑張ってください!!!
応援しています!!!



十十虫は夢を見る 1 (ボニータコミックスα)

十十虫は夢を見る 1 (ボニータコミックスα)

十十虫は夢を見る 2 (ボニータコミックスα)

十十虫は夢を見る 2 (ボニータコミックスα)

十十虫は夢を見る 3 (ボニータコミックスα)

十十虫は夢を見る 3 (ボニータコミックスα)